男日 短編
□とおせんぼ モトハル
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また明日が来て、モトハルに笑顔で会えますように。
その為には、
モトハルと別れた後の夜、朝が来るまで心の扉を閉めて身を守る。
僕の言いたいこと,モトハルが伝えたいこと,今日も全て闇に葬り僕は眠った
そして明日が来た。
学校生活では、揉め事が無いように人に合わせて笑う
もう、
人に合わせるのに疲れた、
心の底から笑いたい
だけど、モトハルには心配かけたく無いから,
もう独りにさせてよ
だけどモトハルは今日もまた、僕の傍に来るから
手を差し伸べて悲しげな顔をするから
「僕を見ないでよ…僕を手放してよ。笑って…よぉっ…!」
それしか、言えなかった。
後はモトハルの手をはらった
それなのに、モトハルは僕を抱き締めて
苦笑いで
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