ライチ 短編
□あぁ、死ねばいいのに
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機械はすぐに、壊れると思ったけど…
「なかなかやるわね、デンタク」
「えぇ、当たり前です。マック、最近の機械は優れているのはお分かりで?」
「認めるわ。しかし、そろばんの有能さは貴方にまだ伝わっていないようね」
すると、デンタクは私を見下した目で微笑んだ。つか、ドヤッた
きめぇ、死ねばいいのに
「じゃあ、お互いに暗算でしてみましょう?」
「それでは、勝負の意味が…」
「電卓もそろばんも、無くした場合を考えてごらんなさい」
「…意味がわかりませんね」
デンタクは、首を傾げてクエスチョンマークを浮かべた
コイツは馬鹿だと私は思った。
それより、首傾げるとか気持ち悪ッ
「私が言いたいのは、そろばんを使うと道具がなくても素早く計算できるってこと」
「つまり、道具がなくなった場合の僕は不利になると言いたいんですね」
「そゆうこと」
「当たり前じゃないですか、マックは馬鹿ですね」
ブツッ★
「「「「「ん?」」」」」
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