捧げ物
□るい様へ
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午後。
カナンは飲み物を買いに自販機の前にいた。
持ってきた分が足りなくなったからだ。
お金をいれて、スポドリを数本買う。
……すると。
「ねぇねぇ君1人?」
「え?」
振り返ると後ろに三人の青年がいることに気づく。
チャラチャラしてるけどイケメンだ!!!
…カナンは元々イケメンに目が無い為、キラキラとした目で彼らを見つめる。
「うっわ、ちょー美女!俺タイプだわー」
「とるなって。俺だって好みだ!」
「ハァ…。こいつらほっといて俺らでどっか行かない?」
奢るからさ☆とウインクされたカナンは思わず頷きそうに…。
だが自分には彼が…水羽がいる。
カナンは首を横に振った。
「ごめんなさい。嬉しいけど私、友達と来てるから」
若干友達と言えない人たちが…いや、そちらの方が多いがここはベタにいく。
すると何を思ったのか彼は笑みを深めた。
「マジ?君の友達ならちょー美系なんだろーねー」
「?うん。みんな凄いよ」
「よし!俺らも行く!そこに連れてってよ。みんなで遊ぼ?」