捧げ物

□yuu様へ
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※アニメ終了どころ。漫画だと8巻の最後。

















目の前には力尽きた半蔵。



上に乗り、刀を彼につきつけているのは彼がお気に入りだった忍の霧隠才蔵だ…。












(やめて……)






お願い…やめて……!










「やめて…!半蔵を殺さないで…!!」




六「!大人しくなさい!!」



「…っ…!」













……私は無力だ。



半蔵を護れず、敵に捕らわれて…。



後悔なんて言葉じゃ足りないくらい後悔してるのに私は…っ…!

















才「はっ。これで終わりにしてやる」



振り上げられる才蔵の大きな刀。



半蔵は最早抗う力もないのかぐったりと横たわっている…。






う…嘘でしょっ?







「やめて…っ!!!どんな事でもするから…!掃除でも洗濯でも…拷問でもいい!この命、貴方達にあげるから!!だから…!!!」






助けて…彼の命だけは…。



どんなことでもするから…っ。

















……カナンは泣いてすがった。








(分かってる…)



自分勝手だってことぐらい分かってる。



でも…もうこれしかないんだ…。



「ムシがいい話だって理解しているつもりです…。だけどこの人は…!!」










半「…っ…。カナン…やめなさい……」









「…!半蔵…!!」



















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