捧げ物
□美桜様へ
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カナンに怒られて暫くアキはボーッとして……
…ハッとした。
(いけない。カナンを迎えに行かないと!!)
自分がどれだけボーッとしていたのかは分からないけど、思い違いじゃなければ長い針が軽く一周している。
心なしか外も暗くなって……。
アキは大急ぎで外へと飛び出した……。
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ア「カナン!!」
…ガチャ!
彼女の気配がする1階に辿り着いて扉を開ければそこには衝撃的な光景が目に入った……。
……できれば嘘だと言ってほしい…。
水「あ、アキ。いらっしゃーい」
ア「…何してるワケ?」
……そう。
…そこにはカナンに膝枕をした(アキにとっては一大事)水羽と、それを咎めるワケでもなく寧ろ微笑ましそうにしている麗二とモエギがいたからだ……。
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