捧げ物
□美桜様へ
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「…というワケでして…」
…アキに怒りをぶつけて逃げて、カナンは一階の皆が集う食事場に行った。
そしてそこで今はみんな(水羽、麗二、モエギ)に愚痴を聞いてもらっている……。
水「あー…。たまにあるんだよね。そういうこと」
麗「強い鬼程過保護になりがちですからね。…許してあげてください」
「うぅ……」
モ「でもこのままではカナンさんにも、カナンさんのお子さんにも影響が出てしまいます。何とかしないといけませんね…」
テーブルに片手をついて唸るカナンを見兼ねたのかモエギが助け舟を出してくれる。
……そう。早く対策を見つけないとこのイライラは収まらない。
(…というかお腹の中の子にも……)
それだけは……。
それだけは絶対に避けたい……。
麗「そうですね。主治医としてもそれは避けたいです」
水「うーん…。……
…じゃあこんなのはどうかな?」
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