忘れない
□第7鳶
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『お世話になりました!』
『いえいえ。退院おめでとう』
また何かあったら来るんだよ?
…その言葉を最後に、私は迎えに来てくれた橘家と共に長年過ごしていた病院を後にした……。
…目覚めて早一週間。
まだたまにフラついたりして走る事は出来ないけれど、日常生活に支障がないくらいには体力は回復していた。
それなのに真琴はまだ私を心配する。
“隣”から決して離れようとしない。自分の手の届かない所に私を置こうとしない。
…そう、今だって………。
【退院】
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