企画部屋
□Halloween
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「恭弥ー!!」
やっと久々に来た並中!!
俺は可愛くてしょうがない
恋人に会いに来た
冷たくて 滅多に喋ってくれないが
今日は...
「...貴方 何ソレ」
「バンパイアだ!!」
ハロウィンだから!!
「てな訳で恭弥!!
trick or treat!!」
俺は決まり文句を口にする
だが...
「とりっくおあとりーと?」
―ヤバい言えてない 超可愛い!!
じゃなくて...
「え?!知らねぇのか?」
「うん」
まじかー!!
**********
「trick or treatってのはお菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!!って意味でな ハロウィンの定番のセリフなんだ」
何も知らない
無知な教え子に丁寧に教える
これは俺の楽しみの1つだ
「ふーん...」
聞いてる間は
恭弥もおとなしいしな!!
「てな訳でtrick「ん」は...?」
恭弥は俺に
何か渡してきた
それは
―イチゴ飴?!
**********
―イチゴ飴 常備って
可愛すぎるだろ!!
悶え死 しそうな
自分を抑えるので
精一杯だ...
「あ...ありがとな」
「なら僕もtrick or treat」
「え...?」
「trick or treat」
―何の用意もしてねぇぇ!!
「...悪戯させてもらうよ」
トンファーを取り出しながら
ニヤリと笑う恋人
―こんなハズでは...
―とりあえず
恭弥の気がすむまで
戦ってやるか...
その後は
思う存分イチャつくからな!!
end.