長編
□冷たい天使
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「…集まりました。一応は…」
そのメンツを見て やっぱりか…と思った
「アイツは…来ねーな」
「すいません…連絡はしたんですけど…」
申し訳なさそうにシュンと小さくなる弟分
「気にすんな
なんとなく分かっていた事だしな」
できるだけ優しく笑って安心させてやる
…それに…
会わなくてよかったのかもしれない…。
自分の気持ちを
認めるのが怖いんだ…
多分 俺は…
恭弥が好きだ
アイツを見ていると
たまらなくなる
あの真っ白な肌や
サラサラふわふわしていそうな髪に
触りたくて
どうしようもなくなるんだ
(まさか男に…しかも教え子に惚れちまうなんてな…)
苦笑…するしかない…
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