01/03の日記

21:54
正月限定拍手夢
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「ヒバリッ!ヒバリッ!」


「・・・んー・・・」



黄色い鳥の鳴く声に目を覚ます。

夜は既に明けたようだ。


隣を見やると、妻の布団は空だった。

朝食の仕度にでも行ったのだろう。


枕元に畳んで置いてあった羽織を着て、名残惜しいけれども布団から抜け出す。


冷たい廊下を歩きながら、なぜ日本に冬があるのかを真剣に考えた。

寒いのは嫌いだ。





茶の間の障子を開けると、台所から妻が朝食を運んでくるところで、息子はコタツに入ってぴしっと正座していた。

目は覚めているようだが、頭には寝癖がぴょんと跳ねている。



『おはよう恭弥』


「ん。おはよう」


『ほら、お父さんに挨拶するんでしょう?』


「うん・・・おとうさん」



急になんだ。

先程までテーブルの上のみかんに向けられていた目は、真っ直ぐに僕を向いている。



「あけまして、おめでとう」


「・・・おめでとう」



それを言うためだけに正座していたのか。

・・・変な奴。



「あのね・・・」


「・・・」


「ことしもよろしくおねがいします」


「!」



子供の癖に変なところはしっかりしてる。

返事を求めているのか、僕似の切れ長の目をまだ逸らさない。



「・・・よろしく」



僕が答えると息子ははにかんで笑い、妻が運んできたお雑煮に向き直った。





一生懸命に箸をもって餅を取ろうとしているのが可愛らしい。

妻もまたお茶を煎れながら微笑ましそうに見ている。



平和だな。


ただなんとなくそう思った。







『恭弥、初売り行かない?』

「誰があんな群れるところにいくと思う?」

「おかあさん、ぼく、いく」

『福袋買おうね』

「うん!」

「じゃあほら、これ」

「・・・!おとしだま? くれるの?」

「あげるから出しているんだろう」

「ありがとう・・・」


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21:53
正月限定拍手夢
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『恭弥ー朝だよー』


「・・・んー・・・・・・朝?・・・」



目を擦りながらのそりと上半身だけ起き上がった恭弥。

寝癖がぴょんと立っているのがかわいい。

いつも隙のない分、こういう時間はとても貴重だ。


そう思って、未だ覚醒しきってない恭弥を眺めていると、
恭弥は擦っていた手を止めて、そのまま布団に戻ってしまった。



『ちょっ・・・恭弥?』


「寒いから起きたくない」


『もう・・・子供じゃないんだから。ほら起きて?』


「うるさい」



そういうのが聞こえると同時に恭弥の腕が伸びてきて、わたしは布団の中に引っ張りこまれた。



『なっ・・・!恭弥!!』



抵抗したときにはすでに遅く、恭弥の腕はわたしの背中を包み込み、少し視線を上げれば瞳を閉じたきれいな顔が見える。


・・・油断した



『恭弥!お雑煮が冷めちゃうよ』


「・・・んー・・・」



言いながら、恭弥の腕から逃れようと身を捩る。

しかし恭弥は放すどころか、少し眉に皺を寄せて唸ると、ますます強くわたしを抱き寄せた。


間にあった隙間もなくなり、わたしの頭は恭弥の胸に押し付けられた。



トクン、トクンと自然に上昇する心拍数。


恭弥が温かいのか、わたしの方が冷たいのか

とにかく恭弥の腕の中があったかくて、

息をするたびに感じる恭弥の薫りが心地よくて、

思わず肩の力を抜いてしまった。



そんなわたしに恭弥がとんでもないことを言い放つ。



「・・・このまま姫初め、する?」




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21:53
正月限定拍手夢(ギャグ)
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ス「う゛おおぉい!! 新年あけまし・・・


ビュッ カッ カッ


ベル!! 貴様、何しやがる!!!」


べ「隊長が挨拶とかずりーし。そういうのは王子がやるべきだろ?」


ス「ざっけんなぁ!カスがぁ!!」


べ「カスじゃねーし。王子だし」


ル「ちょっと、ちょっと〜落ち着きなさいよ、2人とも」


レ「新年の挨拶はボスにやっていただくのが当然だ」


べ「てめーは引っ込んでろ、変態オヤジ」


レ「!!(←ショック)
 だが、ボスの為にオレは引かん!!」


ル「もぉ〜そんなことはどうでもいいから、アタシが作ったおせち料理をた・べ・な・さいvV」


ス「きもいぞぉ!!」


べ「同感」


レ「オレはボスの下にシェフが作ったローストビーフを持って行かねば!!」


べ「レヴィの奴、逃げたな」


ル「ほらスック、あーん・・・」


ス「っざっけんなあぁ!!」


ル「もう・・・恥ずかしがり屋さんなんだからvV」



フ「ってことで、新年明けましておめでとーございまーす。

こんな駄サイトですが、今年もよろしくですー」


べ「なってめっ!なにどさくさに紛れて挨拶してるんだよ!!」


フ「えー?だってここ見てる皆さん飽きちゃいますよー。
ルッスセンパイと隊長の夫婦漫才なんてつまんないじゃないですかー」


べ「ま、確かにそういうのは求められてねーよな」


フ「まーそういうことなんでーいいじゃないですかー」


べ「ししっ よくねーよ。サボテン決定な♪」


ビュッ


フ「いかにもオリジナルって感じのダサいナイフやめてくださーい
あ、せっかくだから心機一転でナイフのデザインも変えたらどうですかー?」


べ「ざっけんな!」


フ「てゆーか、隊長もルッスセンパイもベルセンパイもー、ミーにお年玉くださいよー
ミーが1番年下じゃないですかー」


ル「そうね〜大人の女としてあげとかないといけないかしら」


ス「ハンッ。くだらねー」


フ「ベルセンパイはくれますよねー?」


べ「なんでオレがカエルに金をやらなきゃいけねーんだよ」


フ「わー普段自分は王子とか言ってるくせに、ホントは金なんてないんですねー」


べ「! あるに決まってんだろ!!」





フラン、お年玉Get。




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21:52
正月限定拍手夢(ギャグ)
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骸「クフフフ・・・あけましておめ・・・ぐはっ!」(←蹴)


雲「ちょっと、なに勝手に新年の挨拶しようとしてるのさ」


骸「愚問ですね。僕がやる以外に誰がいるというんですか」


獄「おまえらふざけんなっ!主役はいつでもどこでも10代目なんだよ!!」


雲「は?沢田綱吉が主役? なんのことだい?」


獄「てめっ!今すぐ10代目に謝罪しやがれ!!」


ツ「いや・・・獄寺君。オレの出番がないのは本当のことだし・・・」


獄「10代目、待っててください!!いますぐヒバリの野郎に謝らせますんで!!」


雲「出番といえば、君もないに等しいね、六道骸」


山「そういえば骸ってまだ本編に出てないのな」


骸「それはここの管理人の責任です。僕はいつどこでもお嬢様方の心の中にいますよ」


雲「・・・」(哀れみの目)


ツ「うっわー自分でそういうこと言っちゃうんだ・・・」


山「骸って、結構ナルシストなのなっ」


骸「クフフ。僕は事実を述べたまでです」


雲「可哀想に。日頃ここの管理人が心配していたように頭の中までなっぽーになったみたいだね」


骸「どういうことですか!!?」


ツ「と、とにかく主役が誰かはっきりさせればいいじゃん」


山「どうやって決めるんだ?」


リ「自分が主役だと思う奴、手を挙げてみろ」


雲・骸「僕だよ/僕ですよ」


ツ「・・・(汗)」


雲「君、自意識過剰じゃない? そのヘタ切ってあげようか?」


骸「君こそなんなんですか。ひっこみなさい」


雲「本編にも出てなくて、拍手夢にしかいない奴が出しゃばるな」


骸「・・・!」


雲「返す言葉がないようだね」


ツ「えっと・・・これは最初はどういう話だったんだっけ?」


山「え?誰が主役か、って話じゃねーのか?」


獄「ちげーよ、野球バカ。誰が新年の挨拶をするかって話だ」


山「はははっ!もう誰でもいいじゃねーか」


ツ「そ、そういうわけにはいかないよ!」


リ「1番人気がある奴だな」


雲「人気・・・ジャ○プ本誌の人気投票でも常に3位の君には縁のない言葉だね」


骸「だ、黙りなさい!!」


リ「決着だな」

















雲「・・・明けましておめでとう。今年もよろしくね」




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