短編

□ハンバーガー
1ページ/4ページ

甲「なー、わったーマック行かね?」


部活も終わり、ダラダラと着替えるレギュラーメンバーに誰かに向けて、ではなく声をかけるのは甲斐。


木「買い食いも程々にしなさいよ」


平「わんは行くさー」


田「わんも」


知「やったー行くならわんも行くさー」


甲「木手はどっちなんばー?」


一同の視線を集める木手。なかなか誘いに乗らないのは全員知っているため、たまには乗ってこないかと期待の意味もある。

木「たまにはいいでしょう…行きます。ただし食べたら直ぐ帰る、いいですね?」


甲「っし!」

平「珍しいこともあるんばー?永四郎が参加って」

木「俺だってたまには買い食いするの。君たちがその頻度が高すぎるんです」

ぞろぞろと連れ立って向かうのは、学校から一番近い店舗。

甲斐や田仁志、平古場は肉系ダブルサイズのセットにサイドメニューの追加、知念は通常サイズのバーガーセット。

木「では、俺はフィッシュバーガーで」


それぞれトレイを持って空いている席を確保し、人数分テーブルを寄せる。


甲「なー。永四郎は何でいつもフィッシュバーガーなんばー?」


平「確かになー」


知「ファストフードが苦手なんばー?」


木「……あなたたちに話したこと、ありませんでしたね。聞きたいですか?」

甲「いいんばー?気になる!」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ