英国式庭球S
□ゲーム
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「Hey,」
「……どーせお前もバカにするんだろ?」
なんと言ったか分からなかったが、表情からすると「オレに構わないでくれ」と見える。
そんなことでは諦めない。
「My name is Keith.Nice to meet you,Shiu.Let's play...count down game with me」
ゆっくり多分、向こうの国々でも習うであろう単語を選んでゲームしよう、と誘ってみた。さて反応は……。
「い、yes」
お、乗ってきた。
さっと10まで数えていくゲームであること、一度にいえる数字は3つまでであること、先に10と言った方が負けなんだということを説明して、納得したらしくうんうんと頷いた。
「じゃぁ、オレからでいいか?」という意味なのだろう、自分を指差しているのでそうだと頷く。