想い出
□第二章
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私は柳静香
今日から立海大付属中に入学する。
蓮)おはよう、早いな?
この人は私の兄、柳蓮二
ことあるごとに、確率を言いながら話を進める変わった人。
静)…おはよ
蓮)静香、包帯が解けかけているぞ。巻き直してやろう
私の左目はほぼ視力は無く黒の右目と比べて赤色をしているため、虐められた事があった。
だから、今は左目にだけ包帯を巻いている。
静)…解けてる?
蓮)あぁ、座れ
蓮はそう言うと包帯を巻き直していった。
静)…ありがと、蓮
蓮)行くぞ
巻終えた蓮は私の鞄と自分の鞄を持つと玄関に向かった。
私もその後ろに着いて行く。
玄関に行くと、蓮は既に靴を履いていて壁に寄りかかって待っていた。