short

□repentance
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既に時計の短い針は0時を過ぎ深夜2時になっていて


数時間前、彼女にフラれたキボムはやけ酒で酔いがまわっている足でふらふらしながら歩いていた。


宿舎に帰宅しようと思ったがジョンヒョニヒョンにこのことを馬鹿にされるのが嫌だったためバーに行った。


xxx「いらっしゃいませ、」


深夜のバーではちょっとめずらしいウエイトのxxxが左手でこちらに、とカウンター越しに案内してくれた。


xxx「何になさいますか?」


key「お任せで…」


xxx「かしこまりました。」


綺麗な手でグラスを取り準備をしだすxxxをキボムは眺めていた。


xxxは切れ長の瞳に白い肌、美しい黒髪…その風貌からは他のお客さんからも気に入られて人気がある。


キボムの愚痴なんかもxxxが静かに聞いていて、的確なアドバイスをくれて、とてもいい人。


ただ初対面の人には絶対に心を開かない。
たまに見る初対面のお客さんに見せる冷たいxxxは氷の女王みたいだった。


xxx「今日はどうしたの?…目腫れてる。」


key「…うん。」


xxx「…フラれたんでしょ。彼女に。」


こくりと力無く頷くとやっぱり、と呟いて聞くよと言ってくれた。


キボムはもう少しで記念日で彼女のためにサプライズを用意していたことや、別れるときの彼女の話などすべて話した。


xxx「女ってそういうものだから仕方ないです、忘れたほうがいいですよ。」


スッと淡いピンクに染まっているカクテルをキボムの前に持っていく。


時々タメ口になったり敬語になったりするxxxはよくわからないけど
とにかく相談するにはxxxが1番だった。



key「僕、どうしたらいいんだろ…忘れることなんかできないよ…」


xxx「私を利用すればいいじゃないですか…」






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