LONG
□選択肢 下
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「これ悪魔!?」
大げさに驚く燐。
「詳しいことはいずれ解る。
とりあえず立て。
今のでお前の覚醒は知れ渡った」
燐の腕を掴んで、強引に立たせる。
「・・・あらゆる者があらゆる目的でお前を狙うだろう」
玲奈もそのうちの一人だ。
ただ、燐にとって幸いだったのが、玲奈は燐を殺す気が無いことだった。
「その前に隠れなければ・・・!」
「?ま、まてよ!!
隠れる・・・?覚醒ってなんだよ!?
ってか、俺は・・・」
悪魔が近づいていることを察知した玲奈は、走り始めた。
「俺はなんなんだ・・・!?」
「お前は・・・・・・」