LONG

□入学許可
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今日は朝からメフィストがいなかった。


多分、“藤本”の葬式にいって、燐と話している最中なのだろう。


ここにいるのにな・・・。


ふっ、と笑って、玲奈は藤本を見る。



「なんだよ?」



「いや。今日は藤本の葬式の日だな、と思って」



藤本は今、玲奈の部屋で暮らしている。


死人を他の場所に出すわけにはいかないからだ。


玲奈がかけた魔法のおかげで、この部屋にいるときには他人に視認されなくなっている。


この部屋には風呂もトイレも冷蔵庫もついていたので、生活に困ることはなかった。


現に藤本は、冷蔵庫から取り出したケーキを食べながら、玲奈の話を聞いていたところだ。



「ブッ!?なんで、そういうことを早くいわねぇんだ!?」
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