LONG
□就職先
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「メフィストか?」
自分の部屋にメフィスト以外は訪れないと知りつつも、一応確認してみる。
「はい、私です☆」
予想通りに、メフィストが扉をあけて入ってくる。
「今度は何のようだ?」
体中から不機嫌オーラを漂わせる玲奈。
「そこまで警戒しないでくださいよ。
単刀直入に言います。・・・玲奈、私の秘書になりませんか?」
「秘書・・・ねぇ」
玲奈は自分がスーツを着て、メフィストの手伝いをしている自分を想像して吹き出しそうになった。
「私もこう見えてもかなり忙しいのですよ。
そこで、玲奈のような優秀な人が秘書になれば、仕事もはかどるだろうと思いまして☆」