ΦBrain
□ノノハスイーツ
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「ノノハ。」
「な、なに?」
しかも少し怒ってる。
「あいつに、作らなくていいからな。」
「え…」
「だから、あいつにはお菓子作るなって言ってんの!!」
「な、なんでよ?」
「それは〜……―――から。」
「え、カイト?」
「とにかく、だ!!ほら、帰るぞ!」
カイトはヅカヅカと前に歩きだした。
「ちょっと、待ってよ!!」
―――真っ赤な顔で。
実はカイトの言葉は小さかったけど聞こえていた。
“それは〜……お前の作ったお菓子、他の知らない奴に食べさせたくないから。”
「で、私のマフィンおいしかった?」
「う、うるせー!!!」
顔面蒼白。
…ノノハスイーツの克服にはまだまだだかかるみたい。
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