Snowy love
□信用
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『 ____?・・どうかしたんですか? 』
『・・なぁ___、どうして、
父さんはオレのことを、嫌いになっちゃったのかなぁ』
『 ・・・そう思うなら、聞きにいってみましょうよ。
もしかしたら____の勘違いかも・・・』
『嫌だ! ・・そんなことできない・・』
『だってオレは___..
知ってしまうのが 怖 い ん だ___...
』
頭の奥の方で、誰かの声が響く
この二人は、
誰?
「・・、・ぇ」
《 知ってしまうのが、怖い 》
その悲痛な叫びが私のナカで反響して耳に残った
「・・ぃ、おいってば!! ##NAME##ちゃん!」
「っわ!・・ぇ、オズくん?」
「どうしたの?さっきからぼーっとして・・気分悪い?」
どうやら、揺れ動く馬車の中で放心していたらしい
「大丈夫? 具合悪いなら・・」
「ううん、大丈夫。 ちょっとぼーっとしてただけだから・・」
「・・そう? それならいいんだけど・・」
周りを見渡すと、さっきまであった景色は何処にもなく
少し変わった雰囲気の街並みが其処にはあった
「・・そろそろ着くぞ」
「うむ、私は腹が減ったぞ」
「勝手にふらふら歩いて行くなよ、馬鹿ウサギ」
「何だと、このワカメ頭ッ!!!」
馬車の中で激しい口論を始める二人を苦笑いしながら眺めていると、本当に目的地に着いたようだ