give

□隠し事されると、ムカつくって言うか……
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「天馬!!」

「な、何!?剣城」


分かりやすい反応を見せるなんて、コイツは墓穴を掘りたいのだろうか。

最近、何か天馬が俺に隠している気がする。
ただのカンだが。


「お前…何かあったのか?」

「な、何も無いよ??剣城ってば、変なの…」


隠し事というものができない上に、見え見えの嘘を吐く狩屋を全く疑わないお前に変と言われたくはない。


「ふーん…変、ねぇ…」

「あの…別にそういうわけじゃ……」

「悪かったな、俺の勘違いだった。お前が隠し事している様に見えたんだ」

「!!」


隠し事をしているのは図星みたいだな。


「そんな事…ないよ?あははは……」


ダッ!!(逃


「あっ!待て!!」


スキを見て逃げ出した天馬を追って俺は学校を飛び出した。


「待てよ!!」

「嫌だよ!!」


交差点で信号に捕まった天馬の腕を掴み、逃走できないように捕獲すると、天馬は観念した。


「何で逃げるんだよ!!」

「だって…っ!剣城、怒ってるから何かされるかと……」

「隠し事しているから怒ってるんだ。言え、何言っても驚かないから」

「…うん。あのね、こないだ優一さんのお見舞いに行ったら、太陽に見つかっちゃって……これ…」


そう言って天馬が首元を開くと、そこには雨宮に付けられたであろう大量のキスマが……


「ごめんね、剣城に怒られて襲われちゃうと思って………」

「……す」

「……え?」

「おのれ雨宮、許さん!ぶっ殺す!!」

「あっ…剣城ー!!」


……ま、浮気しているんじゃなくて良かった。












(雨宮…貴様……!)
(あはは、何怒っているのさ剣城)
(ぶっ殺す!剣聖ランスロット!!)
(上等だ、太陽神アポロ!)
(あわわ…二人共ケンカはダメだよ…!!)




*end*

あとがき

はいスミマセン
完成がかなり遅くなってしまいました……

今回は、リクエストの方に裏表記が無かったのでほのぼの(?)にしたんですが…

見事に玉砕ですね…ごめんなさいm(__)mなにうえ、ほのぼのをあまり書く機会が無かったもので……

裏ばかりだと何かな…と思った結果、ほのぼのになりました…こんな事になってしまいスミマセン……

この度は、リクエスト有り難うございました!!



 

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