我ヴァリ

□勘違いに勘違いを重ね怒られる
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メガホンレベルなんてモンじゃないし

拡声器でさえも及ばないくらいの大声。



鼓膜が破れるかと思った私は

何処のどいつだと思いながら振り向いた刹那、四角い何かが私の目の前を横切った。






「カス鮫ぇ!可愛いオレの名前が驚くだろーが!!!」


ガシャーンと言う音と共にXANXUSの怒声。

そして全身全霊であの有名な週刊誌ジャ○プを
超剛速球な速度で扉の近くに立ったいた人影に向かって投げる姿が私の目にはっきりと映った。


そのジ○ンプは見事人影の頭部にクリティカルヒットして


「う"ぉべっ!」と言う何とも奇妙な声を上げて倒れた。

め、めっちゃ痛そうやん…


てか此処に入って来てるってことは


『も、もしかしていま倒れた人もヴァリアーの人なの?』

「そうだ!が、あいつはカスのカスのカスで出来たカスだ!!」



意味がわかりません。

しかもカス呼ばわりとか最低だろう(お前が言うな)


心配になった私はその倒れた人へ近付く。

よく見てみるとその人は、




『…っ!やっぱり…!』


――う、お?」



やっぱり。と確信した瞬間倒れた人は目を覚ました。


これは絶対合ってるはず、てか間違ってない。

私は倒れてる人に声を掛けた。
綺麗な銀髪がさらさらと揺れて整った顔が見える。

確信した。そう、この人は



『…あ、あのっ!あなたは、もしかして











ヴァリアーのボスですか!?』





…えっ?



『だっ、だったら…!

なんてことしてんのボスだよ!?』



銀髪の人もXANXUSも丸い目をしてきょとんとしているがそれはシカト。

そんなこと言ってる場合じゃないし。




『しかも、しかもっ…!』


「え、ちょっ オレがボs
女の子なのに顔に傷残っちゃったらどーすんのさ!!このドアホが!!』

…グスン!でも感じrアッ!」




ありえない!XANXUSは最低野郎だ!

女の子手ェ上げるとか私が許さんと言うことで
先ほど投げられたジャン○を投げ返してやった。


頬を染めて女の子座りで倒れるキモい奴。

てめえ!ってもう一回なんかしちゃろーかと思った時銀髪の人の声がした。



「…う"お"ぉい そこのクソガキぃ…オレはボスでもねえ、そして





女でもねぇぞぉお!!!!!



『…え、えっ?』



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