Miracle Love☆sh
□翼宿との出会い
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私は、高校2年の夏休みに両親が海外へ転勤することになり3歳上の兄と暮らすようになった。
だけど、些細な事でケンカしてしまい、今マンガ喫茶にいるのである。
『なんでお兄ちゃんはわかってくれないの?』
ため息をつきながら適当に本を眺めていた。
中国の星座に興味のある朱梨は自然と 四神天地書 という本を手にしていた。
『学校行くの辛いな。来年は受験なのはわかっているんだけど・・・』
数ヶ月前に彼氏と別れた朱梨だが、その彼氏が腹いせに噂を流したせいで周りからもひどく言われて悩んでいた。
『(どこでもいいから、私のことを誰も知らない場所に行きたい。)』
そう思っていると、本から赤い光が発せられ、朱梨は気を失ってしまった。
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