ストーリー
□野良猫みたいなあの子と仲良くしたい。
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家庭科室に男子生徒が3人集まっていた。
「うーみん、最近付き合い悪いよねぇ」
shunの呟きに燿もコクりと頷く。
「しかも、なんか楽しそうなんだよね」
shunと燿は海の両腕を左右から捕まえると
「「うーみん、独り占めはダメだよね」」
「…意味が分かりません、アンタ達は何がしたいんだ!!」
「うーみんだけ、楽しそうとか」
「除け者扱い、駄目、絶対!!」
「はぁ?」
海は呆れ気味に二人を見て溜め息を吐く。
『…うーみん?』
李晦はいつもより人数が多いのに困惑する。
「猫柳、遠慮なく入れ」
海は入り口で逃げ腰の李晦に声をかける。
「うーみん、この黒猫ちゃん…うーみんのなに?」
「彼女?妹?隠し子?」
「どれも、ちがいます。」
李晦はソロソロと海の背後に隠れる
『うーみんの友達?』
「あぁ、耀とshunさん…因みに3年生」
『前にうーみん、拉致ってた』
「あぁ、そうね…あれ、日常茶飯事です」
『Tohyaとどっちが仲良し?』
「「絶対、俺達!!」」
『そうなんだ』
「猫柳、この人達を信用しないように」
『分かった。』