01/18の日記

21:00
人類最高の復讐劇傍観兼邪魔(2)
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『えぇっと?どういう状況なのかな?』
目の前に広がるのは、男子の集団と真ん中に横たわる一人の少女。
「てめぇは・・・?」
『うーん。『てめぇは?』ふぅん。でも、此方が君は?って状態なんだけど・・・?
取り敢えず、私は名乗るほどの者じゃぁないよ。
で、どういう状況?』
「決まってんだろ!!」

わぁ。銀髪の、いかにも<不良です!>て感じの男子が声を上げた。
決まってるって、何をだよ。何がだよ。
「ご、獄寺君。だめだよ。
えぇっと・・・隣のクラスの、西東さん?だよね?」
バッ
と、少女が顔を上げた。
さっきのは、効果音ね。

「さい、とう・・・?」
『『さい、とう?』ふぅん。いかにも私は西東だけれども。
君は・・・転校生の、匂宮さん、だっけ?
えぇっと・・・名前忘れた。
A組の誰かさんを虐めたらしい。
ん?これって、君が虐められてない?
うーん。わからん。
で、結局どういう状況?』
なんか、固まってるんだけどー?
え゛、もしかして、私何かおかしい事言った?
よくいわれるんだよな・・・主にあのへんな狐面の、アイツ。
あえて名前は出さないけれど。
「ぇ・・・狐、さん・・・?」

・・・何故匂宮さんがアイツの呼び名を知ってるのかなぁ?
『ねぇ。』
「ビクッ!な、なんですか?」
『沢田、だったよね。
この子とはなしがあるからさぁ。先に行ってくれない?
ああ、綺麗刹に話して貰えると嬉しいかな。
綺麗刹ってわかる?
天吹綺麗刹ね。』
「わ、解った。天吹さんだね。
皆、行こう。」
「今日は、勘弁してやる。
西東に感謝することだな。」

さて、
『ねぇ。匂宮さん。』
『『西東に感謝することだな』ふぅん。私に感謝しても、何もならないと思わないかい?』
「狐さん・・・?ぇ・・・西東さん・・・?」
混乱しているようだねぇ。
『で、君に聞きたいのはさ、』
「な、何・・・?」
何で君が、あの狐面やろうをしってるの?ってことなんだよね。
もしかして、アイツの知り合い?
いや、知ってる時点で知り合いか。
ごめんね。さっきのは愚問だったね。ゴメンゴメン。
さて、でね、匂宮さん。』
そのときの私は相当怖かったのだろう。
匂宮さんの顔が蒼白になってた位だし。


(『クソ親父と君は、どういう関係なのかな?』)
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〜あとがき〜
主人公が理澄ちゃんと会いました。
遅刻してきたんです。主人公。
ちなみに、主人公は狐さんが嫌いです。
(管理人は狐さん大好きですよ!狐さんファンの方はすみません・・・)

〜追加設定〜
天吹綺麗刹
主人公の従兄妹です。
潤を生まなかった方の姉の娘。父親は天吹です。
で、綺麗刹ちゃんも天吹。
同じクラスで、従兄妹だと知ってるのは狐さんのみです。
綺麗刹ちゃんも狐さん嫌いです。
名前は、亀裂と綺麗刹とかけてみました。
読みはきれつです。
通名は、<人類最低の逃亡者><砂漠の兔(デザートラビット)>です。

主人公が悪になってる・・・

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