03/04の日記

12:40
ナルヨウニナラナイ最悪
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―死線の蒼が傷つけられた
その知らせは、瞬く間に世界に広まった。
裏世界のどんな人間も復讐に動く。
裏世界に関係している者も、全て。
そして、哀川潤は一人の少女に協力を頼みに来た。

「頼む。協力してくれねぇか」
カタカタカタカタ
潤が懇願している相手は、潤に目を向けようともしない。
一心不乱にパソコンを打ち続ける。

「玖渚が、傷付けられたんだ。
頼む、協力してくれ。」
カタカタカタカタ
「お前の姉も動いた。お前にも協力して欲しい」
カタカタカタカタ

潤の言葉に返したりせず、ただただパソコンに何かを打ち込んでいる。

「頼む、なるようにならない最悪(イフナッシングバッド)!」
『違う、ぞ。』
「え・・・?」
ようやく応えたと思ったら、違う?
どういう意味だ
『アタシは、なるようにならない最悪(イフナッシングバッド)じゃなくて、
ナルヨウニナラナイ最悪(イフナッシングワースト)。
なるようにならない最悪は、いーちゃんだ。
アタシじゃないぞ?
もう忘れたのか?人類最強。』
「あ・・・」

『ついでに、アタシは死線の蒼を知らないぞ?
何で知らない人間の為にアタシが動かないといけないんだ?
理解できないんだぞ。
それに、姉が動くからといって、アタシが動くとは限らないんだぞ。
アタシはどうでもいい。
アタシに被害が来なければそれでいいんだぞ。
解ってるのか?人類最強。』

まるで、応えなかった分を話すように少女は話した。

『用件はそれだけか?
ならさっさと帰るんだぞ。
お前たちは復讐に行くんだろう?
好きにすればいいんだぞ。
まぁ、アタシに火の粉が掛かってくるなら、全身全霊、誠意を持って相手してやるんだぞ。』
「頼む、お願いだ。協力してくれ、想影無心(むごころ)!!」

少女・・・無心は、それ以降潤に話しかけなかったし、応えようともしなかった。
『くどい、ぞ?人類最強。
アタシはナルヨウニナラナイ最悪だ。
人の思い通りになるか。
挫駒。連れて行って欲しいんだぞ』
「解りました。」

挫駒、と呼ばれた少年が現れ、潤を連れて行った。

『アタシは世界がどうなろうとどうでもいいんだぞ。
挫駒がいれば、それでいい。

・・・真心も墜ちたんだな。
まぁ、アタシには関係ない。』

そして無心はまたパソコンと向かい合った。

カタカタカタカタ

キーボードをたたく音が静かな部屋に響く―


〜あとがき〜
何か×戯言で友嫌われです。
主人公は真心の実の妹でナルヨウニナラナイ最悪と呼ばれています。
所以は、その性格から。
名前は想影無心。
姿は真心とそっくりです。
眉は細いけど。

挫駒というのは、軋騎の弟で、無心に忠誠と愛を誓ってます。
てか、無心溺愛狂愛中。(無心も)


勢いで書いてしまった・・・
反省はしてます。後悔はしてません。

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