04/01の日記

16:06
戯言×復活 悪女救済
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――お前を殺すのは、一番最後。
  精々、仲間の死を見て怯えてな・・・

そう言われたのは三日前。

「はぁっ、はぁっ、
 確か、ココの筈・・・・」

――彼等を見殺しにしても自分が生き残りたいというなら、ココに来ぃ。助けたる。

そう言われたのが、二日前。

私は、生きたかった。

確かに、零崎さんを嵌めたのは悪かったと思ってる。
でも、勝手に虐めだしたのはアイツ等じゃない。
私は、虐めてなんて一言も言ってない。
勝手に思い込んで、勝手に虐めだしたのはアイツ等。
私にも責任はあるけど、殺されるようなことはしてない!!

ソコで出会ったのは、生徒会副会長の<白石棗>さん。
彼女は、こう言ってきた。

『彼等を見殺しにする覚悟があるんなら、助けたるで?
選択は二つ。
彼等と共に死ぬか、自分だけ生き残るか。
さぁ、どっちを選ぶ?
期限は2日や、決めたらココに来ぃ。』

そして私は―――


『決めたんやな。』
「ええ。お願い、」



「私だけでも、助けて。」
『おん、助けたるわ。自分だけ・・・な。』

私は最低な選択をした。
でも、後悔は無いわ。
命有っての物種って言うでしょう?

『さぁて、裏世界を騙して、姫さんは救い出すで?
 準備はええな?』


『白石棗こと、赤神棗。
 裏世界と敵対しよか。』

そして・・・
私は助かり、彼等は死んだ。

棗に手伝って貰って、私は幸せになった。

でも、気になることが一つ。
どうして、棗は私を助けてくれたのかということ。

棗はあれから行方不明になって、真相は解らず仕舞い。

でも、
「幸せ、だなぁ」
『そりゃぁ良かった』
「! 棗?」
『ほんなら、仕事と依頼はこれで終わり。
 じゃ、幸せな人生送りや。』
「ありがとう棗!」
『ええって。
縁が合ったらまた逢おな。』


〜あとがき〜

主人公赤神イリア妹設定の悪女ちゃん救済です。
人類最愛を悪女ちゃんが嵌めて、怒った裏世界が復讐。
でも、死にたくなかった悪女ちゃんが主人公に依頼して、助けて貰う。

この話、書いててすごい楽しかった。
管理人は、最愛とかなぜだか知らないけど大嫌いなようです。

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