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□彼女に甘いんです
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8月 7日  とあるショッピングモールにて



「56分・・・」


きょうは彼女、名無しさんとのデートだ


「57分・・・」

名無しさんとの待ち合わせ時間は9時ちょうど

俺はいつも待ち合わせ時間には20分早く着くようにしている

名無しさんには早すぎだ、時間を決めてる意味がない!
なんて言われるがなんか早く行かないと落ち着かないとゆうか・・・・

それに人を待たせるよりはぜんぜんいいと思う、なんてゆうとあいつはちょっとすねる

『そうゆうのぜんぜん気にしなくていいのに・・』ってすねてくる

これがまた可愛いんだよな

あ、俺ちょっと変態?



そんなこと考えてたら俺を呼ぶ声が聞こえた

『ごめん風丸!また待った?』

「いいや、そんなことないぞ」

『ホントに?』

「大丈夫だって、俺はお前のためなら何年だって待てれるぞ」
なーんて言ったら顔赤くしちゃって・・・・本当にかわいいやつ

『あっ、あたし遅れてきたかわりになんか奢るよ!』

「えっ・・いいって!俺が早く来すぎただけだから・・」

『やっぱり早く来てたんじゃん!!』

「あっ・・・」

『ほらっ!』

グイッ

「ぉっ・・ホントにいいんだぞ?お前金なくなるぞ?」

『いいの!風丸のためならいくらお金出したっていいんだからねあたしは!!』

「っ・・・///」

風丸一郎太不覚、その笑顔はずるいだろ




結局名無しさんにはス●バのコーヒーを奢ってもらった


「彼氏が彼女に奢ってもらうって恥ずかしいよな(ボソッ」

『なんか言った?風丸君(ギロッ』

「いいえ、なんでも!」

『はぁ〜・・・あたしの好意なんだから受け取ってよ・・・いつも奢ってもらってばっかだったし///

「・・・・」

なんだこの可愛い小動物!!?あー今のはダメだよ、持ってかれたよ完全にハートが←

「お前・・・」

『ん?』

「可愛いな!!ホントに」

そういって名無しさんの頭を撫でてやるとちょっと照れてから

『ェヘヘ///』

と、笑ってくれた

ちょっと勃ったなんて言えないな・・・

あ、俺やっぱ変態?





――――――――――――


「たくさん買ったな」

『うん!なかなか買い物する時間がとれなかったからね!!』

「そうだよな、俺もいつもより買ったしな!」

『そうだね!


・・・・あっ!!』

「ん?どうした名無しさん?」

『風丸・・・・あのさ・・あのね///』


えっえっえ・・・・なにこの状況


名無しさんのほっぺがほんのり赤い


あ、名無しさんまさかここで俺とシたいんじゃ・・・!!

「名無しさん!ここは公共の場だぞ!いくらなんでもっ・・・・・!!」

俺の服の裾をつかんでくる名無しさん

「ーーーっ・・・名無しさん、トイレでヤr『食べたいの!』」


やっぱりキター――――!!
俺のだろ!!←



「だからトイレで『あれが!!』・・・え・・?」


名無しさんの指差したほうを見ると


【サーティ●ン アイスクリーム】


と書いてある

「・・・へ・・・?」

『アイス食べたいなあたし♪・・・奢ってくれる?』

うっ・・・上目づかい・・!!

「あぁ、もちろん(ちょっと残念)」






そのあとも上目づかい&エロチックなおねだりによって帰って財布を開けたら寂しいことになっていた・・・


そういえば名無しさん俺のためならいくら金出してもいいって言ってたよな・・・


「・・・・・・・・はぁ」





俺っていつも











彼女に甘いんです

でも可愛いから許せちゃう

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