ヴァンガード
□先導兄妹のティータイム
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毎日の様に顔を合わし、言葉を交わす。
けれど、距離は縮まらず、アイチは櫂の鉄壁を崩せずにいた。
そうして一方的に慕っている内に、櫂は自分を嫌っている気がしてきた。
一度そんな不安を抱えると、今まであまり気にしていなかったことが気になり始める。
今日も櫂に冷たくあしらわれ、三和にフォローされ、自分が二人の邪魔をしているような気がしたアイチであった。
エミとの約束の為に少し早めに帰宅したアイチは、正面に座る彼女に持ちかけてみることにした。
「ねぇ、エミ」
「なぁにぃ?」
「櫂くんって、僕のこと…やっぱり嫌いなのかな?」
紅茶の落ち着いた色を眺めながら、アイチは少し躊躇いがちに聞いた。
エミはショートケーキを口に含みながら唸る。
「んー…嫌いじゃ…ない…かな?」
こてんっ、と首を傾げて笑いかける。
疑問系ではあるが、その表情には自信が見て取れた。
「どうしてそう思うの?」
「本当にアイチのことを嫌ってたら、カードキャピタルには行かないかなと思ったの」
「あ…そっか…!」
なるほど、と頷くアイチを見て、エミは満足気に笑ってショートケーキを食べ進めた。
アイチも、紅茶から目線を外してエミに礼を言うと、目前のチョコレートケーキに初めてフォークを入れた。
エミの言葉に容易く納得したアイチ。
きっと、明日もまた健気に櫂トシキを慕うのだろう。
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つまるところ、アイチは天使である、えんじぇぅである
なにが書きたかったのかっていうと、
エミとアイチの会話が書きたかっただけ(笑)
アイチはこんなに単純じゃないだろって思いますんww
かなりお粗末さまでした(´・ω・)