08/17の日記

23:52
白鳥沢と天童の彼女
---------------
『主に男バレ主力陣について、彼女いるのかとか好みのタイプ教えてって質問が、私の元に日々寄せられてきます。くっそ面倒』
瀬見「マネージャー纏めてんのお前だもんな」
『当たり障りなく、かつ私含めたバレー部の株を落とさず返答するのくっそ面倒だから、彼女募集の有無と好みのタイプ言ってってほしいんだけど』(メモ開きつつ)
大平「なるほど、模範解答作りに来たのか」
天童「俺はねー、好みのタイプはユリちゃんで、ユリちゃんがいるから他の女の子の受付はしてないよ!」
『彼女に彼氏の好みのタイプを直接訊きに来る馬鹿は少なくとも白鳥沢にはいないから覚は黙ってアイス食べてて』
白布「いりません。ありません」
瀬見「きっぱりぶった切ったな」
大平「賢二郎はストイックだからな」
『話が早くて助かるよ、白布君。よし、どんどん行こう。二人は?』
大平「うーん、責任感のある子かな」
瀬見「可愛い感じの方が…いやまあ好きになった子がタイプかな」
『責任感のある子、だっさいセンスに引かない子』
瀬見「人の話聞く気ないだろ!?それただのお前の感想だからな!?」
天童「英太君の私服やっばいもんね〜」
山形「好きになった子がタイプか…俺もそうだな」
『山形君はあんまり競争率高くないから大丈夫』
山形「秋里って俺のこと嫌い???」
『いや。冗談』
五色「俺たちの本分はバレーですよ!こんなことより自主練しましょう!」
『五色君の恋人はバレー、と』
五色「ぅえっ、いや、違います!」
大平「言ってること自体は賢二郎と変わらないのにな…」
川西「俺は…大人し目の子がいいです。小柄な感じの」
『川西君も結構聞くけど目付き悪くて怖いから告白する気ないって子も多いんだよね』
川西「だいぶ深く刺さりました」
瀬見「さっきからなんなの?全方位に攻撃して楽しい?」
『え、山形君に言ったのはともかく今のも攻撃?』
瀬見「俺はノーカンかよ」
『疑うべきは攻撃の有無じゃなくて君自身のセンスだよ』
瀬見「俺のセンスは悪くねぇ!なぁ!?」
大平「いや…まあ…個性的でいいと…思うぞ…?」
天童「オブラートに包んじゃ恥かくのは英太君だよ。ちゃんとセンス駄目だって言ってあげなきゃネ!」
瀬見「はっきり「駄目」って言い切る!?酷くない!?」
天童「『センスが?』」
瀬見「お前らがだよ!なんだこの集中砲火!!怖ぇよこのカップル!!」
大平「まあまあ、センスは磨けば光るものだから」
『果たしてそこにあるのは原石か石コロか』
天童「映画のキャッチコピーみたい」
瀬見「次の英語の小テスト見てろよお前ら」
川西「俺が目付き悪いからって言われてるなら牛島さんは?大丈夫なんですか?体格良過ぎる的な」
白布「牛島さんがモテないはずがないだろ」
天童「賢二郎は若利くんをageるの怠らないよねぇ〜」
『下級生からはかなり人気。でも遠いと憧れで終わって近いと恋人にはちょっとって子が多い印象かな』
山形「ん?なんでそんな細かくわかってるんだ?好み教えてって言われてるだけなんだろ?」
『聞いてるうちに楽しくなってきてタイミング合えば調査的なものを少し』
山形「面倒とは」
『そんな感じだから、近い子たちにはバレーにしか興味ないってばっさり切り捨てられるんじゃないかという不安が蔓延ってる』
一同「あ〜」
牛島「真剣に好意を伝えられたなら俺も真剣に返すぞ」
『なんて?』
牛島「今はバレーに集中したいから恋人になるつもりはないと」
瀬見「結局断るんだよなぁ」
大平「女子の想像とそんなにかけ離れてないのがなんとも」
『もう面倒臭い。全員彼女作って「彼女がいるから」って断って!
そのために白鳥沢校内でのベストパートナー候補連れてくるから全員好みのタイプ言ってって!』
天童「主旨変わったけど質問内容は微塵もぶれてないよネ?」



秋里百合菜
白鳥沢学園高校3年2組
男子バレー部のマネージャーをしている。
天童がユリちゃんユリちゃん連呼するので殆どの人に「秋里ゆり」だと思われているが、特に不便もしていないので訂正する気もない。
運動部所属とはいえマネージャーなのに、体育では運動部員と揃って活躍する身体能力の持ち主なので色んな部から勧誘されている。でもマネを続けるつもり。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ