短編

□甘いふたり
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『はじめ君さぁ、』



今日は特にすることもなく、剣の練習を終えてから、屯所の縁側に座っていた名前の隣に腰かけると、そう話しかけてきた彼女。



「どうした。」



俺がそう尋ねると、名前は俺の顔をじっと見つめて、口を開いた。



『はじめ君は、なんでそんなにかっこいいの?』
「…っ!」



突然そう言う彼女。

俺は驚いて、目を見開いた。



「な、何故そのようなことを…!」
『だって、そう思ったんだもん』
「だからといって…!」



恐らく今の俺の顔は赤く染まっているだろう。
しかし、心なしか名前の顔も赤い。



『…はじめ君、もうそれ以上かっこよくならないでね…?』



名前は急に不安そうな顔をしてそう言った。

しかし、そのような事を言われても俺はどうすればいいのか分からないのだが…



「何故…?」
『だって、今以上にかっこよくなられたら、私、ますますはじめ君のこと好きになっちゃうよ…』



俺はその言葉を聞いて、無性に彼女を抱きしめたくなった。



「…それなら、アンタもこれ以上俺を惚れさせないでくれ…」
『え…』
「抑えが利かなくなってしまうからな。」



俺がそう言うと名前は再び顔を染め、俺の肩に頭を預けた。



『…もっと惚れてよ』
「…どうなっても知らんぞ。」
『いいの。はじめ君こそ、それ以上かっこよくなったら容赦しないよ?』



いたずらな笑顔でそう言って微笑んだ彼女に、俺も笑って口付けた。




甘いふたり


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ただのバカップルorz


柚李葉様、
遅れてしまった上に駄作ですみません!!

よかったら貰ってあげてください。


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