*どう森小説4*

□ちょこっと☆land *第4話*
1ページ/3ページ

"おい森"の『ちょこっと村』に帰ってきたアタイは、ぐっすり寝ていた。

しかし、誰かの悲鳴で目が覚めた。


「きゃあああああああああっ!!」


この悲鳴で。
誰の悲鳴なのか分からなくて、窓を覗こうとした。
しかし、誰かがアタイを引っ張っていた。

って…ちょっと待て。
今語ってて思った。
『アタイを引っ張っていた』だと…?
えっ、誰かいるのか!?
気になるから確認してみた。


「ちょっと、誰だよ…」


そこにはジャンがいた。


「もう少しこのままでいさせろよー…」

「…ちょっとおおお!!!」

「あっ、ちょび起きてたの?」

「どっかの誰かさんの悲鳴で起きたわっ!っていうか、なんでいるんだよ!!?」

「いやー、たまが『一緒にいてあげなさい』って言うから!」

「アイツ…また仕掛けたなあああ!」


って、悲鳴誰なんだ…。
話を聞きに行きたいが、ジャンが離してくれない。
ほんと、筋トレ好きのクセに甘えん坊なんだな…。

でも、なんか『そばにいてくれてる』って感じがするから、すごく安心するんだ。
寄り添ってくれるだけでも、本当は嬉しいんだ。



「ちょっと!朝からイチャイチャしないでよっ!」

「はれぇ…?わわっ、ペチカ!?」


今の見られてた…だと!?


「じゃなくて、大変なの!!ちょっと来てよ!」

「分かった!ジャンも行くよっ!」

「おぅ!…なーんか嫌な予感しかしないけど」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ