*どう森小説4*
□ちょこっと☆land *第4話*
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なかなか分からないアタイ達。
そんな中で、
「あっ、分かりました!!」
メープルが立ち上がった。
「たまさん、さっき『偽物の金の釣り竿』って言いましたよね?」
「…うん、間違いなく言ったわね」
「それなんですよ。偽物を売ったりする人は、1人しかいませんよね?その人は、たぬきちさんのライバルでもあります。悪徳チェーン店の…つまり、犯人は…つねきちさん、あなたなんですよ!」
「ありゃ、勘弁してくださいよ〜。これでもイイ値段で売らせてもらってるんですわぁ」
「つねきちさん、そろそろ白状したらどうなんです!?」
「メープルちゃん…怒ったの初めて見たよ」
「怖いっつーの…」
メープルがつねきちを叱っている間に、つねきちにやられたはずのたぬきちが起き上がった。
「あれ、皆さん集まって何をしてるんだなも?」
「………えっ?」
「生き返った…の?」
「たぬきちが生き返った…!?」
みんなでビックリした。
いや、ビックリするしかないだろ。
「あはは、ごめんごめん!たまにはサスペンスごっこも、いいだもね〜って、ありゃ?」
心配して損をしたアタイ達は、怒りが溢れ出すくらいだった。
「……………」
「…………たぬきちさん」
「歯……食いしばれ」
「あわわっ、悪かっただなも!今日はタイムサービスするから、許してだなもー!」
どこまでも追い続ける、アタイとメープルとロボとジャン。
それを眺める、ペチカとペンタとフォアグラとミントとたま。
とりあえず、一件落着…?
次回へ続く!