みんな

□りりぃげーむ
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――――で視点が変わります。



「王様ゲームやろーぜっ!」

部活動、もといこの部活のメインと言われてもおかしくはないティータイムを楽しんでいるときだった。

「はぁ・・・何でまたそんな突拍子もないことを」

まぁ、どうせ律のことだからなんとなく、とか言うんだろ。

「なんとなく!」

ほらな。

「澪先輩、律先輩の言うことに理由なんて求めてはいけませんよ・・・」

後輩である梓にここまで言わせるお前はなんか可哀想だぞ?

「でも、面白そーだね。王様ゲーム!」

「だろだろ〜?」

王様ゲーム。なんてったっていきなりそんなことを言い出すのか。
誰かが王様になって私と律を指名する確率なんてすごく低いのに。
私は、律以外の人とそんなことしたくないのに。

ちらっと律を見ると律もこちらを見ていてドキリとする。

するとムギがガタンっとイスから立ち上がって。

「やりましょう!百合ゲ・・・王様ゲーム!」

「何か今、別の言葉が聞こえた気が・・・」
私にも確かに聞こえたぞ・・・。


「りっちゃん、りっちゃん!早くやりましょう!?」
「お、おぅ。にしてもアレだなぁ。どうせやるならもうちょい人数欲しいよな」
にっ、人数増えちゃったらますます律に当たる確率低くなっちゃうじゃないか!

「あ、じゃあ私ちょっと電話してみるー」

はぁ。唯の好意を無駄にするわけにもいかないし、もういいや。

「あ〜もしもし。うい〜?」
どうやら憂ちゃんを呼ぶようだ。
もっとも唯が呼ぶ相手なんて予想しやすいんだけどな。

「うん。王様ゲーム!純ちゃんも?うん!大歓迎だよ!じゃあ、待ってるね〜」
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