めいん

□俺様と変態とすれ違いと
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「なにゆうて…」

「だってそうだろ??お前に愛されてなきゃ、お前が好きって言ってくれなきゃ…意味がない…」


なに言ってんだか。言ってもしょうがないことを…

「…こんなとこにいないで、あの龍鬼って奴のとこ行けよ。」

「あいつと付き合ってへんし。行く必要ない。」


「嘘言うなよ。キスされてたじゃんか!!!」


病院の個室で、俺様は叫んだ。


「あれはあいつが勝手に…」

「うるせぇな!言い訳なんか聞きたくねぇんだよ!」

「リウス…」

「はっ、俺様にやってたみたいに、キスでもエッチでもやって来いよ。そのほうが幸せ…っ」

「リウス!!!」


ザクロの怒鳴り声にびっくりする。

「…あんなことゆうたけど…リウスのこと嫌いになれへんよ…」


「はぁ!?意味わかんねぇし!嫌いって言ったじゃねぇかよ!」

「あれは、嘘なんや。」



どーゆーことだ?


話が矛盾してる…


「意味…わかんねぇよ…」


「話すと長いんやけど…俺がリウスを振る前の日…」






------------****


「ザクロ…くんだよね?」

急に話しかけられて、振り向くと、見たことない奴がいたんや。

「せやけど…誰??」

「あ、ごめんね。僕は最近引っ越してきた、龍鬼ってゆうんだ。よろしくね。」


最初はなんか、学校のことについて聞かれるんかなぁ思た。

「あのさ、いま付き合ってる人とかいる??」


いきなり初対面の奴にそんなこと聞かれたから、びっくりしてもうたんやけど、リウスと付き合ってたし、ホンマのことやし、もう校内じゃ有名やったから、教えたんよ。


「おるよ?なんで?」


そう言った瞬間、龍鬼の顔つきが変わった。

「ふ〜ん?それ、誰?この学校の人?」

「そうやけど?せやから、なんで?」

「…そいつに、ひどいめあわされたくなかったら、そいつと別れて、俺と付き合えよ。」



…そう言われた。



「…は?なんで、俺が別れなあかんの?なんで、お前にそんなこと言われなあかんの!?お前には関係ないことやろ!?」



「…俺さ…ザクロのこと好きなんだよね。俺のモノにしたい。だから、別れて。じゃなきゃ…」


そう言うて、龍鬼は俺に近づいてきた。

「ソイツ…つぶすよ??学校来れないくらいに、ね…?あ〜、いたぶるのもいいかも。俺の言ってることを信じるなら、別れたほうが、相手のためだよ?」
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