めいん

□俺様リウスと変態ザクロの朝
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「学校だりぃ…」

俺様は朝起きるなり、そう、つぶやいた。


俺様の通う、オリオリ学園は、全寮制だ。

普通科とかいろいろあるんだけど…

なぜか、俺様の所属する、戦闘科だけは「受け組」と「攻め組」に分かれてる。


どうして、受けと攻めなんだかはだいたい想像がつくんだが…

「リ〜ウス!おっはよ!早く支度せぇへんと遅刻するで??」


はぁ…
朝から変態の顔を見なきゃいけないなんて…

こいつはザクロ。変態ではあるが、一応俺の恋人。

ちなみにこいつ、攻め組。


「学校だりぃ〜…めんどいぃ〜」

なんて言いながら、布団に潜り、ウダウダしてたら、不意にベッドが鳴った。


「…起きへんのやったら、仕方ない。…朝からシたいん?」


…と朝から変態発言。

当然、朝からなんてヤったら、腰にくるし、多分学校行けない。

「バカ。朝からヤったら、学校行けねぇだろ。考えろよ。」

冷静に言い放った。

「…だいたい…っ!?」

言いかけたところで、無理やりザクロがキスしてきた。


しかもそれは、深いほうで。

「…っ…やぁっ…ちょっ…」

必死に拒否する俺様をものともせず、ガツガツ舌を絡めてくる。

俺様の口端からは、唾液が垂れた。


「…はよ、用意せんと、これ以上のコトするで??」


せんでいい!!!

と内心、めっちゃ思ったが、多分こいつを煽るだけだからやめておく。


「…わぁったよ。支度するから、部屋から出ろ。」

「…なんでや?」

……ハイ?


「リウスが着替えるとこみたいねんけど。」


「…死ね!!このクズ!!」


今日1日、ザクロと話さなかった。
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