めいん
□俺様と変態の愛の補習授業
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「やべー…補習だ…」
なぜ俺様がそうつぶやいたかと言うと…
数学のテストが…なんと10点だったのだっ…
これはヤバい。
俺様のクラスメート、ドオルは95点、ウルは99点、ザクロのクラスメート、白炎は100点、ザクロでさえ75点なのに。まぁ、でもドオルの双子の兄、オルドは34点だけどな。
…といっても、ダントツで俺様が悪い…。
勉強しなかった訳じゃない。聞いてなかっただけだ。
というより寝てるし。
「まじでやべーな…」
このままだと、オルドにバカにされる。アイツも補習だけどな。
「おい、リウス。」
数学の教科担任のザクに呼び出された。
「あ゛? んだよ。」
俺様が口が悪いのは流してくれ。
「ったく…お前は…口の聞き方を直せ。」
「あぁ?っるせーな。用があんなら早く言え。」
「はぁ…。お前、真面目に勉強したほうがいいぞ?」
…んなことわかってる。
「じゃあ、放課後オルドと一緒に少人数教室に来い。」
「あー…ちょっと今日は…」
「ん?来なきゃ成績もっと落ちるぞ」
「わーかったよ!!いきゃーいんだろ!?」
そう怒鳴る俺様。廊下にいた奴がみんな振り向いた。
それでいい。とつぶやいて、ザクはさっさと廊下をあるいってった。
「どうしたん?リウス。」
ザクロが俺様に話しかけてきた。
「補習だってよ!!オルドと一緒に!」
「数学か。何点だったん?」
「おま…それを俺様に言うかっ…」
「すまん…相当悪かったんやな」
そうですとも!すっっっっごく悪かったんだよ!!
クソ…不良のくせに…
まぁ、俺様も変わらないけど。
「チッ…オルドと一緒なんて何されるかわかんねー。」
そう言ったとき、ザクロが少し反応した。
「何されるかわからん…だと…?その補習、俺も出るで。」
いやいやいや。意味わかんねーし。
「なんでだよ。お前75点だろ?」
「リウスを守るためや。」
とかなんとか意味のわからんこと言い出したし。
言ってもどーぞ聞く耳もたないから、この際何もいわない。