沖土

□イイトコロ (完)
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今、俺は土方さんの部屋でゴロゴロしている。土方さんは隊服を上着とベストを脱いでワイシャツとズボンだけとゆうように崩して着ている。…休みなのに…。書類の処理でずっと机に向かっている。まぁ、俺も休みなのに隊服なんだけど…。暇なんで説明しとくと、俺達は、周りには秘密で付き合っている。俺的には周りにバレてもいいんだけど土方さんはそれは嫌だそうでぃ。
「どうしたんだ?」
俺が黙っていると不審に思ったらしい。
「いいえ、別に」
そんな風に色々考えているとふと土方さんのイイトコロを考えた。
土方さんのイイトコロは…
男のわりに…とゆうか女以上に白くて綺麗な艶やかな肌とサラサラの黒い髪…
真選組の頭脳やら鬼の副長やら言われてるわりにそうゆうことになると疎いし、いつもでは考えられない色っぽい声を出したり感度良かったり頬を紅に染めサド心をくすぐったりふいに笑いかけてきたりする整ったキレイな顔とゆうトコロ。
優しくて可愛いトコロ…
言い出したらきりがない、し…1ヶ月ぶりにその時の土方さんの顔がみたくなってきた…
「土方さん」
「あ?」
俺は起き上がり座っている土方さんに抱きついた。
「ちょ…い、今はや…」
「土方さ〜ん。今日は休みなんですぜー。」
ほら、すぐに顔を紅色に火照らせる。
「や、やややめろ!」
「まだ、何もやってやせんけど。」
「これからやるつもりだったんだろーが!!後、1枚だから…。これ終わったら好きにして…いいから…今は…な?」
自分で言っといて凄く照れる。これはカワイイトコロでさぁ。
「じゃ、終わったら言ってくだせぇ。」
「…まずは離れろ。」
「このままでやってくだせぇ。真面目で頭の良い土方さんなら出来るでしょう?」
「んな…ハァ…。わーったよ。」
最終的には俺のわがままに付き合ってくれる優しいトコロもイイトコロでぃ。



……



「終わっ…」
「じゃ、土方さん。こっからはお楽しみ時間にしやしょうぜぃ。しかも丁度いい時間帯ですし。」
「やっぱり?」
「なんでぃ。嫌なんですかぃ?」
「嫌…じゃない…けど、明日の仕事に影響が…腰とか。」
すぐに仕事の心配をするのは…副長としてはイイトコロなのかもしれないんですけどねぃ…。俺にとっちゃワルイトコロでぃ。
「明日は明日でさぁ。まぁ、出来るだけ腰を痛めないようにやってやりやすけどねぃ。」
「…。」
「土方さん。昨日ろくに寝てないでしょう?」
「!?」
直ぐに顔にでる。しかも大抵のことが。こんなんで敵と手合わせしてて大丈夫なのか、とよく思う。
「くま。寝ないで書類の処理してたんでしょう?今日は出来るだけ俺との時間を作る為にねぃ。」
「…あぁ…そうだよ!!悪いかよ!!」
「いいえ、別に。逆に良いことじゃないんですかぃ?土方さんらしくてカワイイ行動ですねぃ」
「ばっ…カワイイ言うな!!」
「でもねぃ土方さん。仕事のし過ぎで録に眠らずぶっ倒れるなんてことにならないように気をつけてくだせぇね。それで土方さんがいなくなったら意味が無いんですぜ?その辺分かってやす?」
「…」
そんな口開けて無防備な顔をしねーでくだせぇ。
「お前…俺のこと心配するなんざ…。変なもんでも食ったか?」
土方さんは依然、口を開けて頭の上にクエスチョンマークを浮かべている。そんなんだから…
「総…んっ…」



襲いたくなるんでさぁ



「んんっ…フ…ん…んぁ…」
土方さんが苦しいがって俺の肩をトントンと軽く叩いた。
「もう息切れですかぃ?」
「ハァ…ハァ…。い、今…ディ…」
「いつものことじゃないですかぃ。それとも嫌でしたかぃ?」
「別…に…。むしろいい…」
「!?」
頼むから煽らないでくれ。理性が保てなくなるんでぃ…。
「自分で聞いといて驚いてんじゃねーよ。」
「煽った責任とってくだせぇよ。」
俺の理性はそこでぶっ飛んだ。

翌日…土方さんは腰が痛くてフラフラだったそうでぃ。

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