沖土

□高校生ってさ、
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高校2年の夏だった。


教室に二人の男女がいた。椅子に座る男子生徒の膝に向かい合うようにしてまたがっている。


「好きだよ…総悟。」


沖田の膝の上に跨がる女の声がいつになく甘ったるい。
近づいてきて肩に手をおいて顔が近づく。


「そうご…どうせ断るならさ、ディープキスして。」


唇を重ねようとしたときだった。


「だめ。」




ガタンと扉が開く音がした。 そのすぐあとに、女みたいに艶々の短い黒髪で 女より透き通った肌でスラリとした体で顔が整っていて、美人といえば美人の男子生徒が立ってい た。




「あらら。もうきちまいやしたか。 てことで、あんたみてぇなブスでのろまでデブの良いとこが何一つないあんた とはキスもしたくな いんでさぁ。」

「っ!最低!」

「泣いても無駄ですぜぃ。さっさと視界から消えろィ。」



その女子生徒はキッ、と沖田を睨んで教室を出て行った。



「遅かったですね、土方さん。」


「ったく…ちょっと席を離れれば直ぐこれだ。…俺だけじゃ満足出来ないのか…?」




土方は女子生徒がいなくなったのを確認すると沖田に後ろから抱きつき、耳元でそって呟く。

沖田はふっ、と笑って後ろを振り返り土方にキスをする。




「そんなわけないですぜ。ただ、ちょっと土方さんを不安にさせたくなっちまいやして。」


「ったく…」


「俺ぁ土方さんがいればじゅうぶんなんですけどねぃ…伝わってませんかィ?」


「…伝わってない。だから…俺の家で伝えて。」


「…わかりやした。珍しいですねぃ。あんたから誘ってくるなんて。」


「たまにはいいだろ?それに、今年も出張で親が家にいないんだ。」


「…。」














「ふ…あ、んぁ…」


玄関からもつれるようにして土方の部屋に向かった二人。 服は途中に脱ぎ捨ててあるのか、部屋についた頃には土方はワイシャツ一枚という姿になってい た。


「土方さん…カワイイ。」


「んっ…かわいくな、い…からっ…!」


「じゃあ、エロイ。」


沖田は、土方のワイシャツとなかのTシャツを脱がすと胸の突起を片方はし たのうえで転がし、もう 片方は指で弾く。


「んぅ…ぁ…んゃ…!」


「ふふっ…こんなとこ固くして…女みてぇでさ。」


「うるせっ…バカヤロッ…んぁあ…!」


「ちったぁ、体みてぇに口も素直になればいいのにねぃ…。」




土方の物は既に限界をこえているようだ。 無論、沖田が何もせずに土方を先にイカせるなどする訳もなく。




「どうしてほしい?」




この時点で沖田はどうせいってくれないんだろうなぁ、などと考えていたが、今回は違った。



「イカせてっ…!」

「え…。」



土方のその言動に沖田が大きな目をめいっぱいに見開いて一瞬固まる。 だが、次の瞬間には荒々しい程にキスをして土方のものを扱く。



「あっ…あ、あぁっ!そうごっ、なに、いきなりぃ!んっ…あぁぁっ!」



甲高い喘ぎと共に土方の物から白濁の液が飛び散る。 沖田は息もつかせぬまま、後の窪みに中指を入れてかき混ぜる。



「まっ…そーご!」

「あんたが悪いんでさぁ。 あんなこと言うから。」

「あんなことってなぁっ、にっ…んぁっ…!」



続いて人差し指を入れて二本をバラバラに動かす。 中にある、一点を集中して攻め続ける。 すると、先ほど出したばかりで元気のなかった土方のソコから透明の蜜があ ふれでてきている。



「ね、土方さん。入れていい?」

「はやくっ…してぇっ!」



そんなことを言われて、沖田のなけなしの理性がすこしずつ崩れ去っていく。



「あっ、あっ、あぁっ!んっ…!もっと…はやく!激しくして!」

「はは…ホントに今日の土方さんはおかしいや…!」



沖田の理性は完全に崩れ去った。 沖田はピストンを激しくする。土方が明日朝がはやいとか、腰を痛くするとか、どうでも良くなっ た。



「んぁっ…イクッ!イッちゃう!」

「俺も、…いきなせぇっ」



土方の良いところを角度をかえて、ぐり、と刺激する。



「やっ…あ、あぁぁっ!」



「んっ!」
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