PAPA2

□お前を守る(前編)
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「港にいた海賊を検挙しました、スモーカーさん!」

「そうか」

スモーカーは報告をしに来た海兵に短く返事をし、
部屋へと戻っていった。

「あ、スモーカーさんお疲れ様です」

「ああ」

自室に入ると部下であり恋人のハルが書類作成に追われていた。

手元の書類を覗くと、先程海兵が報告してきた海賊の検挙についての報告書だった。

「これ、さっきのか」

「はい。結構大型の海賊団だったんで報告書の作成が間に合わなくて…」

書類から目を離さずに告げるハルを横目で見ながらスモーカーはコーヒーを入れに、部屋についている簡易キッチンへと向かった。

「ほらよ」

「あ…ありがとうございます」

ブラック派のスモーカーは自分の分と甘党のハルの為にカフェオレを用意してデスクへ持っていく。

「ん、美味しい」

「当たり前だ。俺が作ったんだからな」

「あはは。スモーカーさんの作るカフェオレは、どのお店のものよりも美味しいですからね!」

「何故美味いか知ってるか?」

「え?」

「フッ……ベッドでたーっぷりと教えてやるぜ」

「あ…」

チュッ

ハルの顎を上げさせてぷるぷるの唇に己のを重ね、しだいに深くキスを贈る。

「ん…っふ…っ」

ハルはしだいにスモーカーの甘く深いキスに溶けていき、体の力が抜けてスモーカーに寄りかかる体勢になった。

「…ふぅっ…はぁ、ちょっ…待って」

「ん、なんだ?」

「私、報告書まだ…だよ」

「……チッ」

スモーカーは舌打ちをしてハルから離れてからデスクに向かった。

でんでん虫の受話器を取り、どこかへ電話をし始めた。

ぷるぷるぷるとでんでん虫特有の音がなり、暫くしてガチャとなる。

「はい、タシギです」

「遅ぇよ!さっさと出ろ」

「はっ!スモーカーさん!これは失礼しました!」

「まぁいい。タシギ、今すぐ来い」

「はい!」

タシギの声を聞いてスモーカーは受話器を置いた。

暫くしてノックする音が聞こえる。

「スモーカーさん、何かご用でしょうか?」

「ああ。タシギ、この報告書完成させて上に持っていけ」

「はい!了解しました!」

はきはきと受け答えをしてタシギが足を返したのを見てスモーカーはドアを閉めた。

「…これで安心か?」

「………職権乱用」

「うるせぇ」

ニヤリと笑ってハルを担ぎ上げてベッドに運び、のし掛かる様に横たわった。

「邪魔者は居ねぇから今夜はたっぷり可愛がってやれるぞ。嬉しいだろ?」

制服の上から乱暴に胸を揉みし抱きながら言うスモーカーの瞳は欲情孕んでいる。

逸る気持ちを抑えながらスモーカーはハルのYシャツのボタンを外していきながら、首筋に顔を埋めて白い肌に薄い色を加えていく。

「ん…」

広げられた制服を乱雑に脱がして下着姿になったハルを真上から見つめる。

「いつ見ても綺麗だな、お前は」

「っ…そんなこと…言わない、でよ…」

真っ赤になった顔を腕で隠すハルを見て口角を上げるスモーカーは、下着の上から胸を愛撫し始める。

暫く揉んでいると胸の飾りが存在を主張し始めた。

その飾りを下着の上から丸く円を描く様に撫で、時折押し潰して刺激を与える。

「んっ…ぁ…んん…っふ…っ」

飾りを弄る度に聞こえるハルの可愛く甘い声を聞いているスモーカーもどんどん興奮していく。

荒くなるスモーカーの吐息を胸に感じ、ハルはびくびくと体を揺らし、さらに快感を増していく。

「ぁ…んっ…ぁぁっ…ん」

「ハル…」

「ふぅ…ん…ぁん…ぁぁ…っう」

ハルの甘い声は次第に大きくなって部屋に響く。

スモーカーはブラジャーのホックを外して直接胸に触れた。

「あんっ!」

飾りへの直接の愛撫に大きくビクッと体を揺らすハルに更に愛撫を続け、片方の手を下半身に移動させる。

ズボンを素早く脱がしてから足の付け根を何度か優しく撫で、中心へ触れると湿っていた。

「ぁ…」

「フッ…濡れてるな」

「ん…やだぁ…ぁん…っ」

下着の上から固くなった芽をツンツンとつついて刺激を与えると、先程とは比べ物にならないほど甘い熱を含んだ声を上げる。

快感からの涙を目に溜めながら喘ぐハルの顔を見てスモーカーは我慢が出来なくなり、下着を横にずらして指を割れ目へ押し込んだ。









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