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□第零章
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いらっしゃいませ。読者の皆様。私は、ここの屋敷の執事のものです。
人には、必ず秘密があります。たとえ、親しい人にも絶対にばれてはいけない『秘密』…。
表の自分と…
裏の自分。どちらが本当の自分なのでしょうか…?見失ってはなりません。
一生、表の自分に戻れなくなりますよ…
まぁ、戻れなくなってもいいのでしたらね…
おっと、失礼いたしました。
私も、少々裏が出てしまったようですね。
この屋敷に来てもらったことは、深く感謝いたします。
ですが、ここから先に進むかは、ご自分で、お決めください…。
…お決まりでしょうか??
お帰りになる方は、早く帰った方がよろしいかと、
ここは色々と危険ですからね。
先に進む方は、どうぞ扉へ…
貴方の運命は、もう決まっているのですから…
私たちと一緒に楽しみましょう…??
黒い薔薇が咲き誇り、散り、枯れるような人生を…。