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□第一章
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「カレンお嬢様。お目覚めのお時間ですよ…。」
《ここは、とあるお偉い大臣の屋敷》
「テクラーお坊ちゃんは、もうとっくに 起きられていますよ。」 バサッ
「……ん…」
「早く起きてください。」
《しかし、大臣は事故で亡くなった》
「やっと、お目覚めですか…。世話の焼けるお嬢様ですね。」
「エドワ…貴さ…」 ガバッ
「お嬢様。 お口が悪いですよ☆早く準備をしましょう☆」
ヒソッ「いつも、言葉使いに気をつけるように、言ってるではありませんか。決して『男』だということが、バレないようにして下さいね。」
「…うごっ!!」
「失礼いたしました。」
《その大臣が、愛した2人の娘と息子が跡継ぎしている》
「…手で口を押さえられたたら、息が出来ません…わ。」
《その息子の名は…『テクラー・アナザ』
その娘の名は…『カレン・アナザ』》
私たちの秘密をお話してあげましょう…。
「今日も可愛らしいですよ。お嬢様。」
「それはどうもありがとう。」
ったく、いつも強引な起こし方やめろ!!バカ執事!!俺は、一応『男』だぞ!!
「はぁ〜…もう少し可愛らしい喋り方が、出来ないものですかね〜…。 幼かった頃のお嬢様は、とっても可愛らしかったのに…。ぐすっ…(涙」
「エドワード…!!(怒」
「おっと、すいません。ついつい私の癖が…」
「フンッ…」
《しかし、彼らには秘密がある… この世では、考えられない事が…》
マネッチア 《たくさん話しましょう》
私たちの秘密をお話してあげましょう…。
あなたたちは、恐怖を味わう
最初の犠牲者…。