短編
□1番は…
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「フランお前だけはねぇっ」
「いやいやミーですー」
「ボクさ」
「オレだし」
「ベル先輩は無いですよーリング争奪戦で負けてるんですから…ってみんな負けたんでしたっけー」
フランが鼻で笑う。
「カッチーン」
「むっ…」
「何だとぉっ」
「王子は勝ってるし」
「負けたも同然でしょー?」
「あんらぁ〜みんなして何を話してるのぉ〜?」
今まで自分の世界に入り込んでいたルッスーリアとレビィも会話に入ってきた。
「誰がボスの次に強いか議論中でーす。」
「あら、そんなの私以外の誰でもないわよぉ〜」
「俺だ。」
「「「レビィは絶対無い」」」
みんなの声が見事に一致。
「なぬっ」
「やはりオレだぁっ!」
「ミーですよー」
「私よぉ!」
「王子だしっ」
「ボクだね」
結局、この言い合いは夜明け前まで続いた。
だが幹部全員の体力が切れ強制的に眠りにつくまで誰1人「ボスの"次"に強い」とは言うが「ボス"より"強い」とは言わなかったらしい
やはり1番はボスなのである。
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