短編
□メッセージカード
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朝起きると、風邪だった。
普段なら学校を休めるため大いに喜んだだろう。
だが今日は違う。
今日は年に一度のバレンタイン。
いつもは憎まれ口しか叩かないけれど、今日こそは、大好きな先輩に告白しようと思ったのに…
「た、多少の風邪なら大丈夫ですよねー…アハハ……」
ベッドからおりようと足をぶら下げる。
「何でだろー足がフラフラするー…痛ッ!?」
突然頭を思い切り打ったような感覚にベッドに倒れてしまった。
「寝てなさい!そんな青い顔して!」
「師匠ー…」
このパイナップル頭はミーの師匠。
今は親のかわり。
「治るまで家から出たら駄目ですよ!学校には連絡しときますから!」
サイアクだ。
計画丸つぶれですー。