ファイ・ブレイン THE X 〜時空のパズル〜

□プロジェクト1 始まりのパズル
1ページ/7ページ

…フウ……うっ……どこだ?……ここ……。
「目、覚めましたか?」
「…!誰だ…?」
彼に話しかけてきた少年はツンツンの茶髪で中学生ぐらいで、戦うのがいかにも嫌いだとわかるような雰囲気がでていた。しかし、歴戦を超えてきたというのも一目でわかる。
「俺は…一体?だって溶岩の中へ落ちたはずじゃあ……。」
「へ…?あなた、空から落ちたんじゃないんですか?」
「!?」
彼は、とばされる時に空から落ちてきたのだが、本人にとってはまるでわからないことなのだ。なんせ意識を失っていたのだから・・・。
「……とにかく、ここは危険です。あと、むやみに本名を言わないようにしてください。操られてしまう危険があるので…。」
「えっ…それって?」
「! 危ない!」
少年はとっさにに彼の手を引っ張った。
そこには超圧縮砲が打たれ、地面が焼け焦げていた。
「……あれって、機械か?それともパズル?」
その機械は、モスカの姿をし、表面に迷路パズルが描かれていた。
「パズル……解けるのか?」
少年が聞いてきた。その姿は額と拳にオレンジ色の炎を灯し、口調もがらりと変わっていたが、彼は気にせず、
「もちろん。俺に解けないパズルはない!」
と言ってのけた。
「…わかった。そっちへあれを持っていく。指で正解ルートをなぞってくれ。ただし、一発で成功させてくれ。」
と、言うと、一気に機械へ向かって言った。


「パズルタイムの始まりだぜ!」



To by continue
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ