ファイ・ブレイン THE X 〜時空のパズル〜

□プロジェクト2 繋がるパズル
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あのときから未来の映像は見えなかった。
つかの間の平穏が訪れていて、正直、このまま何も起こらないでほしいと思った。

叶わない夢だけど。

〜トレーニングルーム〜

「そういえばアーシュ、そっちの世界ではバトルってしてたの?」
「いや、パズルバトル以外は特に。」
その答えがきっかけだったのだろう。
俺は基本的な戦闘の仕方を教わることになった。
といってもリングとか死ぬ気の炎とかそういうのが出てきてよくわからないけど。
「それじゃあ、炎の適正から。」
とスカイが取り出したのは15個の指輪だった。
「とりあえず五個で。」
渡された五つの指輪を中指と人差し指、最後の一個は右の薬指にはめた。
「炎をイメージしてみて。」
いわれたとうりにやってみると………
オレンジ色の炎と紫色の炎が灯っていた。
「!!!大空と雲………。」
スカイが驚きの表情をしていた。
「それって珍しいんですか?」
俺がそう聞くとスカイは首を横に振った。
「むしろ、あり得ないことだよ………。」
今度は俺が唖然とする番だった。

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