長編小説
□第三章〜小さな町の大きな図書館〜
1ページ/22ページ
‐レイト視点‐
『ぅ、ん・・朝、、か。ライ、起きろよ。』
俺はライより早く起き、俺を抱きしめるライの腕をほどいて肩を叩いて起こす。
『っ!!コイツ、起きねぇ… それならっ、、、
ッッ!//』
中々起きねぇから俺は掛け布団を思いっきり引っぺがしてやった。
すると健全な雄なら誰でもなるであろうモノが目に入った。
・・・まぁ、所謂朝勃ちって奴だ。俺も今は治まったが、さっきまではなっていた。でも、それとこれとは違う。やっぱりヒトのモノは見るのが恥ずかしい///
「ふぁぁ..おっ、おはよう、レイトっ、今日は早いな。」
俺は恥ずかしさで目線を逸らすと、丁度ライが起きたようで俺に挨拶する。
が、俺は目線を逸らしたまま挨拶する。
「・・どうしたんだよ、、。へへっ、もしかしてコレが気になってのか?」
そうしてにやけながら自らの股間のテントを指さすライ。
『ぅるせっ!別に気になってなんかねぇし///』
「ガハハッ、照れんなよっ、昨日なんかお前、美味しい美味しいって涎垂らしながらしゃぶってたくせによ!」
『///!!!俺っ、飯食うから!
さっさと下りてこいっ!!』
ガチャン!
俺はライに昨夜の事を言われ、恥ずかしさでいっぱいで耐えきれなくなり、ライを残し先に1階に下りた。
「ウブだなぁ、、。昨日はあんなにヤラシイ表情で俺を誘ってきたくせに・・・。
おっと;忘れてたっ! ベッドの始末しなきゃな…。」
‐ライゼン視点‐
俺は汚れたシーツをシャワーで綺麗にし、火属性の簡易魔法で乾かし、元の状態に近いところまで戻した。
だから、俺が下りた頃にはレイトは既に朝食を食べ始めているようだった。
でも何だかんだ言って、レイトは俺の分の朝食も頼んでいたらしく、レイトが座る隣の席の机の上には俺の分があった。
口ではあぁだけど、俺の事想ってくれてんだなぁ。
俺は尻尾を振りながらレイトの隣に座る。
「おっ、ホットケーキか! 美味そうだなっ。 いただきます。」
俺達以外の客はいないらしく、調理場には奥さん、そして俺達の向かいに新聞を読みながらコーヒーを飲む主人がいた。