短編小説
□俺達の性活(キリリク小説)
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キンッ!
ガキンッ!
『チッ! 厄介な敵だな。』
「うぅ...いい加減スライムばっか飽き飽きだぜぇ・・・。
なぁ、レイト...もっと他の依頼なかったのかよぉ?」
カンッ!
ザシュッ!
『仕方ねぇだろ!?
報酬良いのがそれしかなかったんだよ!
-フレイムブラスト-』
ゴォォォォッ!!
俺は前方のスライム数匹を火属性の魔法で焼き払う。
見て分かる通り今は依頼のスライムの討伐を受けている所だ。
スライム自体はそれ程強くねぇが何せ数が多い。
早く終わらせてとっとと報酬を貰いたいところだ。
にゅるっ!
『ッ! 後ろだっ!』
「!?」
マズイッ!
『ライッ!!』
ズシャッ!!
「レイトッッ!!」
咄嗟にライとスライムの間に飛び込んで一撃を加えようとしたが、相手の攻撃が一瞬早くモロに肩に触手の攻撃を食らっちまった。
『っグッ!!!....このッ!!』
ザシュッ!!
刀を縦に振るうとスライムは真っ二つに裂かれ、ただの半固体のようなドロドロしたものになった。
...いくら内臓が無いモンスターとはいえあまり見ていて気持ち良いものじゃねぇな・・・。
−−
しばらくしてようやくすべてのスライムを討伐することができた。
『・・・はぁっ、、こんなもんだろ。』
「っ....ハァッ・・・すまねぇ...レイト。
俺の力不足でよ...。」
耳を伏せ申し訳なさそうに謝るライ。
・・・そんな顔するなよ。
俺が悪い事したみたいじゃねぇか...
『気にするな。 これぐらいの傷なんともねぇよ。
-レストレーション-
・・・・・あ?』
「どうしたんだレイト?」
おかしい...。
『魔法が....使えねぇ。。』
「おいマジかよ?
魔力切れたのか?」
『いや...魔力はあるんだが、魔法が使えねぇんだ。』
何だこの感覚...
今でにこんなこと無かったから不思議な感じだ......
って!感傷に浸ってる場合じゃねぇ!!
何とかしねぇと刀だけじゃ力不足だからな・・・。