短編小説
□俺の受難Life
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教師の中でも特にこの英語の教師は嫌いだ。
尤も向こうも俺の事を嫌ってるだろうがな。
「・・・・私は起きるのが遅かったので学校に間に合わなかった。」
「ッ.....じゃぁ、分詞構文を伴わい形なら接続詞はどうなるか答えてみろ。」
「....Because」
「フンッ、、まぁ良いだろう。
次からは黒板を写す様にしろ。」
「・・・・。」
この先公の話は聞く気にはならねぇが、一応それなりに内容は理解している。
大抵は教科書見れば解き方や答えは書いてある。
大体板書しろっつっても教科書と同じ事しか書いてねぇじゃねぇか。
俺の成績は大体40人クラスの10位そこらだ。
特に志望校とかは決めてねぇが、地元のそこそこの大学にいけたら...ぐらいは思っている。
っうか、点数が低いとうるせぇんだよな...アイツが。
アイツってのは親じゃねぇぞ?
俺の担任の事だ。
担任の名前は春川 漸(はるかわ ぜん)
鷲獣人でガタイが俺とタメ張れる程デカい。たしかどっかの国のハーフだっけか?。
そのくせ何故か化学教師だ。
白衣がびっくりする程似合わねぇ。
あと、俺と春川は......その、、、恋人っつう間柄だ///
生徒と先公なんてアブノーマルな関係と思うかも知れねぇが、大崎もA組の担任で数学教師の五十嵐とデキてる。
この前に春川と買い物に行った時にばったり会って初めて知ったんだがな。
まぁ、それで俺が低い点取ると春川が、かなりうるせぇ。
特に自分の教えている化学の点が悪いと何されるか分かったモンじゃねぇ。
この前なんか化学を78取ったっつうのに点数が低いからお仕置きとか言いやがって変なモン嗅がされて散々にヤられた。。。
って、そろそろ面倒臭ぇが、一応聞いとかねぇとな...。
春川にチクられたらまた何されるかわからねぇからな.....
−−
キーンコーンカーンコーン.....
ハァ...。
終わった。
4限は数学の筈だったが、緊急の職員会議だとかで自習になった。
勿論自習なんかはせずにケータイでゲームしてた。
クラスの奴等も大半は自習なんかサラサラする気も無く、立ち歩いて喋っているのが目に入った。
座って勉強してるのなんか真面目くさったヤツだけだろう。
ヴゥゥゥ! ヴゥゥゥゥ!!
ようやくの昼休みに伸びをしていると、ケツのポケットからケータイのバイブが鳴る。
...アイツだろうな。
パカッ...
俺はケータイを開け、差出人を確認する。
<大崎 煉>
やっぱりな。
ポチッ...
<お疲れ〜( ´Д`)y━・~~
もう自習とか美味しすぎる♪
今日も屋上で待ってるからな!
早くこいよ〜( ´ ▽ ` )ノ>
パカッ。
俺は本文を読み終えると、ケータイを閉じ、屋上に向かう。
俺はいつも昼メシは大崎と食っている。
勿論奴からの誘いだが、アイツなら別に一緒に居ても良いと思ってメシは一緒に食ってる。