×白雪姫

□第5章
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「…たっかっ!!」

「何、お前高所恐怖症?」

「いや、此処まで高いのは初めてだから」





第三次ハンター試験会場。

トリックタワー。



合格条件は、72時間以内に生きて下まで降りること。



豆はそう告げると、飛行船で飛び立って行った。





「まさかここを降りろってか?」





頂上から下を見下ろすが、地面ははるか下だった。





「自殺行為に等しいな」

「自殺する人でもここから飛び降りれないと思うぞ」





そう口々に呟いていると、後ろから自慢気に喋り出す男が一人。





「これくらい一流のロッククライマーなら難無くクリア出来るぜ」





そう言いながら、彼はタワーの側面を使いみるみるうちに下へ降りていく。





「なあ、それはいいが何か飛んでくるぞ」

「何?」

「ほら、向こうから」





白雪の指す方角には無数の点々が浮いている。





「何だ、あれ?」

「鳥か?」

「いや、鳥にしてはずいぶんとでかいな」

「鳥じゃねぇよ」





凄い速さで近づいてくる鳥のようなもの。

人面鳥。

それはとても大きなものだった。



壁を降りていた男はその群れの一匹にくわえられ、何処かに連れて行かれた。






「か、壁を使って降りるのは、無理みてぇだな…」

「じゃ、弱肉強食の世界だな…」





彼の犠牲もあり、ゴン達は壁を使って降りるという手段を消した。

辺りを見渡し、クラピカがあることに気づいた。





「人数が減っている」





半数近くが既に何らかの方法でその場から消えていた。





「おーい、シラユキ!またあったぜ!」

「私は3コも見つけたぞ!」





ゴンとキルアはもうすでに隠し通路を見つけていたがまた、新たに見つけた。





「5コあるんだぜ」

「そんなにあるのか!」





少し、離れた場所からキルアの元へ走るが、





ガコンッ!





「な!?」

「シラユキ!」





白雪は運悪く、隠し通路の上に乗ってしまい落ちた。

その声を聞き、クラピカ達が駆けつけた。





「どうした!?……シラユキは?」

「……落ちた」



















「うわああああああぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!????????」





白雪はただひたすらに落ちていた。

そして、足元に光が見えたかと思うと勢いよく落ち、何もない正方形の部屋だった。

あるのは、腕時計一本とハンター語で書かれたプレート。





『72時間以内にこの部屋から脱出せよ』





プレートにはそう書かれていたのだが、白雪がハンター語なんて読めるわけがなかった。

ただ、訳がわからず腕時計を付ける。





「ここからどうやって出ればいいんだ?」





一歩踏み出した途端。





ガコンッ!





「え?」





またもや、絶叫タイム。





「またかぁあああああ!!!!!!」




 
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