×白雪姫

□第7章
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最終試験に残った受験者達が、一つの部屋に集まる。

そして、すぐに今まで出会った試験官の人達が部屋に入ってき、話を始めた。





「最終試験は3日後。ハンター委員会が運営するホテルを借り切って行う」

「質問、最終試験ってのは何やるんだ?」

「ひ・み・つ」

「何ぃ!?」

「ほっほっほ、楽しみに待っておれ」





ネテロは楽しそうに笑いながら部屋を出て行く。

それに引き続き、他の試験官も後に続いた。



試験官が居なくなると、ギタラクルとヒソカを除いて、受験者達は丸くなり、喋り出した。





「前に乗った時は寿司詰め状態だったが、この飛行船も流石に10人だと閑散してんな」

「しかし、気になるなぁ…あのネテロじいさんの口振り。一体何をやらせるつもりなんだ?」

「ペーパーテスト」

「あ?シラユキ何か言ったか?」

「試験って考えてみたら、ペーパーテストが主流だろ?」

「最後の最後にペーパーテストはねぇだろ」

「いや…試験ってのは実技と学科。二つで一つ…」

「知識も試されるって訳か…」

「こうしちゃいられねぇぜ!確かこの飛行船、図書室があったハズだ!」

「よし、行こう!」





受験生達は一斉に図書室へと走り出した。





「……適当に言っただけなんだが…」





白雪も後を追った。










―――――――………









「………ギリギリギリギリ」

「…シ、シラユキ?」

「ギリギリ……何?」

「いや、その、まだ怒ってるのか?」

「…別に」





白雪は歯軋りをしながら、窓の外を眺めていた。

一度は図書室に赴(オモム)いたのだが、ハンター語が読めなかった為、挫折したのだ。





「………クラピカ…」

「何だ?シラユキ」

「さっき、ゴン泣かしてただろ」

「え!?いや、話しを聞いてたら泣かれたというか…」

「知ってる」

「え?」

「雰囲気見て、近づいちゃいけないなって思ってちょっと聞いてたんだ」

「そうか…」

「クラピカは私のことどう思ってるんだ?」

「いきなりどうした?」

「……ハンゾーと話したんだ、色々。相手にどう思われてるか知りたいなら聞けばいいって」

「…うーん…仲間…かな」

「仲間?」

「あぁ、シラユキ風に言えば、“大切な人”」





クラピカは少し、頬を赤くするが、窓から差し込む夕日のせいで、あまりよくわからなかった。





「…クラピカのこと仲間と思ってる」

「私もだよ」

「なぁ、クラピカ…私、お前と…」





ピンポンパンポーン



『受験生の皆様にお伝えします。これから番号を呼ばれた方は、一人ずつ、応接室に来てください』





白雪の言葉を遮るように放送がかかる。





「シラユキ、何て言ったんだ?」

「……ト………チ、に…な、りたい…です」

「………」





白雪は緊張し、その場を後ずさるが、クラピカが白雪の手を掴み、それを止める。





「もう一度」

「……トモ、ダチ、に…なりたい…です」

「………」





一瞬、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしたクラピカ。

しかし、次に見せた表情はとても柔らかく、微笑んでいた。





「それは、願ってもないことだ」

「!!」

「そろそろ、応接間に行こう」





クラピカは掴んでいた手を放さずに、応接間に向かった。





 
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